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東京銀座の産業医事務所 セントラルメディカルサポート

Column記事

2015.06.24

(記事紹介)ストレスと心臓発作の関連性

2014年6月23日 時事通信「ストレスと心臓発作の関連性を解明か、米研究」

慢性ストレスが心臓発作や脳卒中を引き起こす仕組みを解明したかもしれないとの研究論文が22日、発表された。ストレスが引き金となり、病気と闘う白血球が体に害を及ぼす恐れがあるほど過剰に生成されることにその糸口があるという。
 過剰な細胞は動脈の内壁の上に凝集して、血液の流れを抑制し、血栓の形成を促す。血栓は血行を妨げたり、内壁からはがれて体の他の部位にまで流れていったりする。
 論文の共同執筆者の1人、米ハーバード大学医学部のマティアス・ナフレンドルフ氏は、白血球は「感染症との闘いや治癒には欠かせないが、体内に過剰に存在したり、不適切な場所にあったりすると害を及ぼす恐れがある」と指摘する。
 慢性ストレスが循環器疾患の原因になることは、医師らの間では以前より知られていたが、そのメカニズムはこれまで解明されていなかった。


時間外労働が100時間を超えたり、慢性的に80時間程度の残業が持続した場合、心筋梗塞や脳梗塞、くも膜下出血などの頻度が2〜3倍程度に増えることが知られています。しかし、その原因については不明な点が多く、交感神経の過剰興奮による血圧上昇などが一因であると考えられてきました。
今回時事通信で紹介された研究結果は、ストレスが原因で産生された過剰な白血球が動脈の内側に蓄積し、プラーク(コレステロール等でできた血管内の瘤)の成長を促すことが、ストレスによる心臓発作増加の一因であることを示唆するものです。
プラーク形成にはストレスだけではなく高血圧、脂質代謝異常、糖尿病、肥満、喫煙などの生活習慣病も関連します。残業時間を減らすとともに生活習慣も見直し、健康な血管を保つようにしましょう!

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