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東京銀座の産業医事務所 セントラルメディカルサポート

Column記事

2016.11.09

(記事紹介)インフルエンザに注意しましょう!

2016年11月7日 医療介護CBニュース「インフル患者報告数、昨年同期の4.7倍-岩手と福井で2カ月早く流行期入り」

インフルエンザの1週間当たりの患者報告数が、昨年同期の約4.7倍となっていることが7日、厚生労働省が発表した患者報告で分かった。岩手と福井の両県では、昨シーズンに比べて2カ月ほど早く流行期入りの目安を上回った。患者が増加傾向の自治体は、手洗いやマスクの着用に加え、咳や発熱などの症状が出た場合、早めに医療機関を受診するよう呼び掛けている。


一部の地域では例年になく早いタイミングでインフルエンザの流行が始まっているようです。インフルエンザは毎年日本全国で1000万人以上の人が罹患する、冬場の重要な健康問題です。インフルエンザは患者の咳やくしゃみの飛沫を直接吸い込んだり、手についた飛沫が口に入る経路で感染が広がります。そのため、手洗いやマスクの着用、うがいなどで感染経路を立つことが最も重要な感染予防対策です。また湿度が30%を切るとウィルスの感染力が高まるため、自宅やオフィスでは加湿器を利用した湿度管理を行ってください。

ワクチンの効果は年によって差が大きいのですが、大まかにいって感染率を半分程度に下げられると考えられています。ある顧問先会社で調べたところ、昨年はワクチン未接種者の感染率が4%、接種した従業員の感染率が2%でした。この差をどう考えるか難しいところですが、小さい子供や老人と同居している場合や、どうしても休むことができない仕事をしている場合などは積極的なワクチン接種をお勧めします。

これらの対策を行ってもインフルエンザにかかる可能性は残ります。従業員が感染した場合には、特に病初期の3日間は他の人にうつす可能性が高いため、できる限り休んでいただく必要があります。可能であれば解熱後2日程度まで有休を取ってもらうのが望ましいでしょう。業務上の必要で早めに復帰する場合にはマスクを着用し、周囲に感染を広げないように気をつけてください。

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