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  • 2018.04.11

健康診断項目の取り扱い一部変更について

2018年4月1日より、労働安全衛生法に基づく定期健康診断等の診断項目の取扱いが一部変更になりました。
参考:http://ehimes.johas.go.jp/wp/wp-content/uploads/2018/02/20180401kenshin.pdf

具体的な変更点は以下の通りです。

・血中脂質検査のLDLコレステロールの評価方法の明示
・血糖検査で空腹時または随時血糖の検査を必須とする(HbA1cのみは不可)
・クレアチニン検査(腎機能検査)の追加が推奨
・診断項目の省略に関する注意事項の確認

実務上、最も影響が大きいのは最後の変更です。
定期健康診断には法定項目が11項目ありますが、そのうち既往歴、自覚症状と他覚症状、血圧測定、尿検査以外の7項目は、医師が必要でないと認めるときに省略することが可能です(年齢などの制限あり)。
しかし「医師が必要でないと認めるとき」が拡大解釈され、例えば35歳未満の若年者では一律に血液検査を行わない、といった対応が少なくない企業でなされてきました。
この点について、個々の労働者ごとに省略の可否を医師がしっかり確認するように求めたのが本変更のポイントです。
つまり、例えば心電図検査を省略するのであれば「本従業員は健康に業務しており高血圧もないので不要と判断した」といった理由付けが求められることになります。

今後は労基署の臨検などで、この点について確認が入ることが予想されます。
検査項目の省略を多用していた企業では、産業医や健診機関と対応について早めに相談するようにしてください。

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