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  • 2014.08.20

「やりがい」の大切さ

毎日新聞 8月19日(火) 「<仕事のやりがい>日本が世界最下位に リンクトイン調査」

 ビジネスパーソン向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の米LinkedIn(リンクトイン)は19日、世界26カ国・地域での同サービス登録会員のうち、企業の正社員に対するキャリア意識調査の結果を発表した。
 それによると、日本では、「現職にやりがいを感じているか」という設問に「同意する」と答えた人の割合は77%で、今回の調査の対象国・地域の中では最も低かった。また、「同意しない」と答えた人は10%で、最も割合が高かった。
 「同意する」と回答した人の割合が高かった国・地域は、インド95%▽マレーシア94%▽ドイツ93%▽インドネシア92%など。米国は91%で9位、中国は88%で17位だった。


ご紹介した記事によると、日本は「今の仕事にやりがいを感じる人の割合」が世界的にみてかなり低かったようです。「77%という数字は悪くない」といった考え方もありそうですが、メンタルヘルス対策の観点からはやや気になるデータです。
仕事にやりがいを見いだし、積極的にコミットしていくことができれば、少々忙しい職場であってもメンタル不調をきたすことはあまりありません。一方、心身の不調をきたすと仕事への熱意が下がり、やりがいを見いだすのが難しくなります。因果関係はともかく、「仕事にやりがいを感じない環境≒メンタル不調になりやすい環境」といっていいかと思います。

では「やりがい」を高めるにはどうすればいいでしょうか?人事労務や上司の立場から考えてみましょう。
実は仕事によって得られる収入や待遇とやりがいにはあまり相関がないことが知られています。つまり、給与を上げてもやりがいはほとんど高まりません。それよりも、「仕事の目標や手順が分からず困っている部下を積極的にサポートする」「部下の悩みを傾聴する」「成功した時はみんなで喜び合う」「失敗を前向きに評価する環境を作る」といった小さな職場環境改善の積み重ねの方がずっと大切です。また、本人の希望を定期的に確認し、客観的な評価に基づいて適切なキャリアプランを提案する仕組み作りも必要でしょう。

「メンタル不調を減らすために何をすればいいか分からない」という人事や管理職の方の悩みをよく伺いますが、「やりがいを高める職場環境作り」という切り口で考えれば、やれることが見えてくるかもしれません。メンタル不調者ゼロを目指して職場改善に取り組んで下さい!

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