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  • 2015.09.24

(記事紹介)ノロウイルスの流行に注意を!

2015年9月24日 毎日新聞「<ノロウイルス>新型急増中 流行の兆しに要注意」

激しい嘔吐(おうと)や下痢を引き起こすノロウイルスの新型が今年初めから国内で感染を広げていることが、川崎市健康安全研究所と国立感染症研究所などのチームの調査で分かった。一部地域では集団食中毒も相次いでいる。人が免疫を持っていないため、例年ノロウイルスの感染者が増える秋から冬にかけて大流行の恐れがあるとして、警戒を呼びかけている。


食中毒(細菌やウイルスによる感染性胃腸炎)は、食品取扱事業者だけではなく一般企業においても感染防止対策が必要な疾病の一つです。「食中毒は夏場に多い」という印象を持っている人が多いと思いますが、それは細菌性胃腸炎の話であり、実は冬場にも流行のピークがあります。その最大の原因がノロウイルスによるウイルス性胃腸炎です。
ノロウイルスによる食中毒の最大の特徴は非常に強い感染力であり、微量のウイルスを摂取するだけでも感染が成立します。そのため、家庭だけではなく病院や老人ホームなどでも毎年のように集団感染が起きています。主には接触感染(手指などについたウイルスが口に入ることによる感染経路)でうつりますが、乾いた嘔吐物などが風に舞って口に入るだけでもうつる可能性があるといわれています。
ノロウイルスに限らず、食中毒予防の基本は「つけない」「増やさない」「やっつける」です。帰宅した際や調理、食事の前には必ず手洗いをするようにしましょう。また食品を保存する際には冷蔵庫を使い、室温に放置しないようにして下さい。さらに、多くの細菌やウイルスは75度以上・1分間の加熱で死滅します。作り置きの食品を摂取する際にはしっかり火を通すようにしましょう。なお、ノロウイルスは消毒用アルコールに対する抵抗力が高いため、オフィスの消毒作業が必要となった場合には次亜塩素酸ナトリウムなどの有効な消毒薬を用いるようにして下さい。
最後に、O157による出血性大腸炎や腸チフスなどの一部の疾患を除き、食中毒の従業員に欠勤を命じなくてはならないとする規定はありません。ただし下痢や嘔吐が続いている従業員に勤務させると、トイレのドアノブなどを介して感染が広がる可能性があります。会社としては、これらの症状が続いている間は休みを取ってもらうよう従業員に促すようにして下さい。

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