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  • 2016.02.17

がん患者の就労支援(その1)

日本人の死因のトップはがんであり「一生のうちに二人に一人はがんに罹患する」と言われています。がんが若いうちに発症することは比較的少ないのですが、それでも30歳の従業員が60歳の定年までの間にがんになる確率は7〜9%程度あると言われています。
一方で人間ドックなどで早期発見されるケースが増えてきたこと、がんの治療成績が年々改善していることなどから、がんから回復して仕事を続けることを希望する従業員が急増しています。しかし、このような「がんサバイバー」である従業員に対してどのように対応すればいいか分からず、悩んでいる会社が少なくないようです。
例えば以下のような従業員がいたら、どのように対処すればいいでしょうか?

・営業職の50代男性。健診のバリウム検査で胃ガンを発見された。
・1ヶ月休職して開腹手術を行ったのち、仕事に復帰した。
・術後半年の現在も月1回通院して内服の抗がん剤による治療が継続されている。
・勤怠は問題ないが、顔色が悪く疲れた様子がある。

がん就労者の悩みは一人一人異なり、このケースについても適切な対応は一つに定まりません。
負担の少ない内勤に異動させるべきかもしれませんし、あまり配慮せず放っておいた方が楽な気持ちで仕事ができるかもしれません。
ここで答えは書きませんので、皆さんだったらどう対応するか考えてみてください。

ただ、どのようにサポートするにしても「会社として支援したいという気持ちを示す」「個人情報の取り扱いに留意する」「必要に応じ家族や医療機関とも連携をとる」などの原則は押さえておく必要があり、厚生労働省から様々な資料が公表されています。
特に「がん就労者支援マニュアル」には企業や上司がどのように対応すればいいか詳しく紹介されているので、是非一読してみてください。
http://www.cancer-work.jp/tool/

今後もがん患者の就労支援について随時情報提供したいと思います。

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