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  • 2016.04.05

(記事紹介)胴回りのサイズと心疾患リスクの関連

2016年4月3日 AFP「心臓病リスク予測には「BMIより胴回りのサイズ」、米研究」

ある人が将来心臓病にかかるかどうかを予測する上で、体重と身長の関係から算出されるBMI(体格指数)より胴回りのサイズの方が有力な指標になるかもしれない──このような研究結果が、2日に米シカゴ(Chicago)で開かれた米心臓学会(American College of Cardiology)で発表された。


現在日本では40歳~74歳の人を対象として、特定健診(いわゆるメタボ健診)および特定保健指導が行われています。これはメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が生活習慣病(糖尿病や高血圧症、脂質異常症など)の原因になるだけではなく、内臓脂肪の蓄積そのものが動脈硬化や脳卒中、心疾患などのリスクになると考えられていることから、健診で早期発見し、保健振動で早期対応を促すことを目標としています。

今回紹介した研究は、胴回りのサイズが大きい人は小さい人より、酸素濃度が高い血液を脳などに送り出す左心室の機能に異常がある場合が多いことを確認したもののようです。胴回りのサイズは内臓脂肪量と相関があるので、「メタボの人は左心機能の異常が出やすい」と考えても問題ないでしょう。メタボにより動脈硬化だけではなく心機能そのものが落ちてしまう可能性が示唆されたという点で新しい所見かもしれませんが、「脳卒中や心疾患のリスクを下げるためには内臓脂肪を減らす必要がある」という大まかな方向性はこれまでと変わりません。

内臓脂肪は食習慣の乱れや運動不足によって増えやすい脂肪である一方、体重の減量や適切な運動習慣によって速やかな減少も期待できます。メタボと診断された人は「体重の5%減を目標としたダイエット」「1日30分以上の有酸素運動」「間食や夜食をやめる」といった生活習慣改善に取り組んでみましょう。

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