近年はインターネットのおかげで、健康に関する情報へのアクセスが非常に容易になりました。それ自体は歓迎すべきことですが、残念ながらネットには信頼性の乏しい情報が氾濫しています。昨年には医療情報サイトに不正確な情報が大量に掲載されていたことが判明して社会問題にもなりました。
例えば以下のような情報は、医学的根拠がない(=信頼できない)ことがほとんどです。
・空間除菌でインフルエンザ予防しましょう!
・水素水を飲むと健康になります!
・遺伝子チェックで早期ガンが見つかります!
・このサプリメントを飲むと膝の痛みが良くなります!
・この治療で進行ガンが消えました!
・誰でも簡単にダイエットできる健康食品です!
・有名な医学博士が推奨する健康法です!
ただ、医学的知識を持たない人が正しい情報にアクセスするのは簡単ではありません。以下のような情報元は信頼性が比較的高いので、検索する際の参考にしてみてください。
・国や厚生労働省、大学病院、国立がんセンターなどの公共機関が提供している情報。
・学会が公表している診断や治療のガイドライン。
・大規模コホート研究など、信頼できる研究調査結果。
例:JPHC研究
http://epi.ncc.go.jp/files/01_jphc/archives/JPHCpamphlet201612-4.pdf
なお、本当に困った際には信頼できる専門家にアドバイスを受けるのが一番です。普段からかかりつけ医と良い関係を築き、必要な時にはすぐ相談できるようにしましょう。
Column記事
2018.01.05
正しい情報を活用して正しく健康管理しましょう!
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