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東京銀座の産業医事務所 セントラルメディカルサポート

Column記事

2016.09.01

(記事紹介)受動喫煙と健康被害

2016年8月30日 日本経済新聞「受動喫煙、肺がんリスク1.3倍 がんセンター 因果関係「確実」と指摘」

国立がん研究センターは30日、家庭や職場など人が集まる場所で周りが吸ったたばこの煙にさらされる受動喫煙がある人は、肺がんにかかるリスクが約1.3倍に高まるとする研究結果を発表した。同センターはこれまで受動喫煙が招く肺がんのリスク評価を「ほぼ確実」としてきたが、科学的な裏付けがとれたとして「確実」に引き上げた。予防対策などに生かす。
国立がん研究センターがん対策情報センターの若尾文彦センター長は「日本の受動喫煙対策は世界の中で最低レベルにある。東京五輪を契機に屋内完全禁煙を実施する必要がある」と訴えた。


タバコの煙には数十種類の発がん性物質が含まれており、喫煙がガンを増やすことは一般常識です。一方で受動喫煙と発がんリスクについては詳細な研究が難しいこともあり、これまで十分なデータがありませんでした。今回紹介した研究により、少なくても肺がんについては受動喫煙により発がんリスクが増加することが科学的に見て確実と断言できるようになりました。
受動喫煙はガンだけでなく循環器疾患(心筋梗塞や狭心症、脳卒中など)や呼吸器疾患(喘息やCOPDなど)などにも影響します。厚生労働省研究班は、受動喫煙が原因で死亡する人は国内で年間1万5千人に達すると推計しています。
記事にもあるように、日本の受動喫煙対策は先進国で最低レベルであり、職場の分煙対策ですら十分になされていないオフィスが少なくありません。全面禁煙がベストですが、仮に喫煙スペースを置く場合でも「使用できる時間帯を決める」「2重扉・陰圧換気で気流の流れをコントロールする」「喫煙所の近くに机を置かない」など、できる限りの対策を行って受動喫煙による健康被害を防止するように心がけてください。

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