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  • 2019.01.08

COPDについて

皆さんは「COPD」という病気をご存知でしょうか?COPDはChronic Obstructive Pulmonary Disease(慢性閉塞性肺疾患)の略称で、いわゆる「肺の生活習慣病」です。日本に500万人以上の患者がいるといわれるほど多い病気ですが、悪化すると在宅酸素が必要になるなど生活の質に大きな影響を与えます。今回のコラムではCOPDの特徴や予防法、治療法などについて解説します。

COPDとは?
COPDは、有害物質の吸入などにより肺が炎症を起こし、呼吸がしにくくなる病気です(肺気腫や慢性気管支炎といった病気もCOPDに含まれます)。主な原因はたばこの煙であり、COPDの90%以上が喫煙によるものと言われています。

COPDの症状
COPDになると、肺や気管支の炎症により咳や痰が出やすくなります。また体中に十分な酸素を送るのが難しくなるため、運動時、動作時に息切れをしやすくなります。さらに進行すると、呼吸に多くのカロリーが必要になるため体重が減少したり、肺炎などの感染症にかかりやすくなり、最後には「陸の上で溺れる」と形容される苦しさに一日中悩まされる状態になります。

COPDの検査
COPDでは息を吐き出すスピード(1秒率)が落ちるため、呼吸機能検査によってCOPDの有無を調べることができます。また胸部レントゲン検査や胸部CT検査でもCOPDの進行度を確認できます。

COPDの予防と治療① 生活習慣について
COPDの予防と治療において最も大切なことは「禁煙」です。何歳からでもタバコをやめることで、その後のCOPDの進行を緩やかにすることができます。また息切れが強いと運動が億劫になりますが、適切な呼吸法を身につけたり運動を続けることで症状を緩和することが可能になります。

COPDの予防と治療② 薬物治療と在宅酸素療法
COPDの薬物治療の基本は、気管支拡張作用のある吸入薬です。これを用いて気道を広げると、空気の通りがよくなって呼吸困難が軽くなります。さらに呼吸不全が悪化した場合は、酸素を供給する機械や酸素ボンベを用いた「在宅酸素療法」を行います。

おわりに
日本ではCOPDにより毎年2万人近くが亡くなっています。またCOPD患者は一般人より肺がんに約10倍かかりやすいことも知られています。肺は一度壊れると元には戻らないので、病気への理解を深めて予防および早期発見・早期治療に努めてください。

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